はじめに
コレクターズショップのウェブサイトを見ていると、膨大なリストに圧倒されることがありますよね。 有名タイトルがずらりと並び、それぞれに価値がつけられています。
しかし、実はその「リスト」こそが、すべての価値を決めるものではありません。 リストに載っていない、誰も知らないようなアイテムにこそ、驚くような熱視線が注がれていることがあるのです。
なぜ、リスト外のアイテムがこれほどまでに求められるのでしょうか? 今回はその秘密と、押入れに眠っているかもしれない「隠れたお宝」の世界をご紹介します。
捨てられる運命だった「紙モノ」の逆襲
まず注目したいのが、本来なら捨てられるはずだった「紙」たちです。 たとえば、映画館でもらうチラシや、ゲームソフトの発売前に配られたパンフレットなどです。
これらは製品そのものではないため、大半の人は用が済めば処分してしまいます。 しかし、だからこそ現存数が極端に少なくなるのです。
「えっ、あのチラシ持ってるの!? 嘘でしょ!?」
そう、ただの宣伝用紙が、時を超えて歴史的資料に大化けするんです!
当時の空気感をそのまま閉じ込めた紙片は、マニアにとってはダイヤモンドよりも輝いて見えるんですよ!
特に80年代のアーケードゲームのチラシや、地方限定のイベント配布物は 熱狂的なファンが血眼になって探しています。
雑誌の「ふろく」はタイムカプセル
少女漫画誌や学年誌についていた「ふろく」を覚えていますか? 紙で組み立てる箱や、便箋セット、プラスチックの小さなアクセサリーなどです。
雑誌本体は古本屋で見かけることがあっても、 ふろくが未使用の状態で残っていることは奇跡に近いと言えます。
壊れやすく、無くしやすい。 その「儚さ」こそが、コレクター魂に火をつけるのです。
「おばあちゃん家の引き出しから、未組立のふろくが出てきた?」
それはもう事件です! 文化遺産レベルの発見かもしれませんよ!
懐かしさだけで終わらせちゃダメです、その紙切れは当時の子供たちの夢そのものなんですから!
エラー品と「マイナーシール」の深淵
完璧な製品よりも、失敗作のほうが愛される世界があります。 印刷ズレ、パッケージの誤植、成形色が違うパーツなど、いわゆる「エラー品」です。
通常なら不良品として回収されるはずが、偶然市場に出回ってしまったもの。 これらは二度と作られない「一点モノ」として扱われます。
また、有名なお菓子のシールブームの陰で、ひっそりと売られていた マイナーなメーカーのシールも注目株です。
メジャーではないからこそ流通数が少なく、 現存しているだけで称賛されるようなアイテムが存在しています。
「リストにない」=「価値がない」ではない
お店のリストというのは、あくまで「頻繁に取引されるもの」や「在庫として管理しやすいもの」の目安に過ぎません。 あまりにニッチすぎて、あるいは古すぎてデータ化されていないだけの可能性が高いのです。
リストに載っていないということは、ライバルもその価値に気づいていないということ。 そこにこそ、本当のチャンスが眠っています。
あなたの部屋の隅にある「よくわからないガラクタ」。
もしかしたら、世界のどこかの誰かが、人生をかけて探している「幻の逸品」かもしれませんよ! そう考えると、片付けの手も止まってワクワクしてきませんか?
モノの価値は、リストというデータではなく、人の「想い」で決まるものなのです。
